記述式は、択一式と違い、全ての受験生にとって初めは「未経験」状態からのスタートとなります。本試験直前期に時期外れな投稿ではありますが、これから記述式の学習に本腰を入れる皆様に1つアドバイスを・・・

吉澤も昔そうだった頃があるのですが、「解答時間の序盤戦で注意事項とか補足事項にじっくり目を通しすぎて、そこに時間を使いすぎる受験生」が結構多い気がします。改善ポイントの1つですね。「いち早く本題に辿り着く!」これが制限時間内の処理を可能にするポイントの1つです。

では、なぜ「序盤戦で注意事項とか補足事項をじっくり目を通しすぎる」のか?それは、正確に解答したいという気持ちの表れでもある訳ですが、目を通すのに時間がかかりすぎるのは「注意事項とか補足事項に慣れてない」ことが大きな理由でしょう。

ですので、まず記述式初心者の方が1度やっておくべきことは、本試験問題や答練・模試の問題の注意事項とか補足事項と「じっくり向き合う」ことです。「この注意書きはどういう意味なんだろうか。なぜこんな注意書きがあるんだろうか。」といったことを今までの学習で身につけた知識・理解を用いて1つ1つ考えてみてください。注意事項とか補足事項に慣れてくると、「ほとんどの問題で出てくる注意書き・補足事項」・「めったに出てこない注意書き・補足事項」なども分かってくるでしょう。こういった慣れは制限時間ある中で解答するにあたり、「ざっと読み飛ばしてよい注意事項・補足事項なのかそうでないのかの峻別」に繋がり、ひいては時間短縮に繋がります。

あと、例えば不動産登記法の添付書面の解答の仕方に関する部分などは、序盤戦で熟読するべきではないです。解答用紙に書く段階で初めて目を通すぐらいでOKです。序盤戦で熟読したところでどうせ後で確認したくなるのですから・・・

以上、参考にしてみてください。

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