10月11日(火)、本年度の筆記試験の合格発表がありました。見事合格を勝ち取られた皆さん、本当におめでとうございます!努力が実った瞬間というのは、第三者の立場から見てても素敵な瞬間です。口述試験→各種研修→認定考査とまだまだ続いていきますが、1番高いハードルは超えたと言っていいでしょう。
択一式の基準点は午前が81点(27問)・午後が75点(25問)、記述式の基準点が35点でしたので、3つの基準点合計は191点となります。そして合格最低点が216.5点ですから、いわゆる上乗せ分としては、25.5点が必要だったことになります。択一換算でプラス9問です。理想的な合格発表の待ち方(記述式で基準点ちょうどだったとしても合格できる状態で発表を待つということです。)をするには、択一式で61問とっている必要があったことになります。今年は択一式が少し易しめでしたので、致し方ないかなと思います。
こういった情報は試験が終わってから判明する以上、来年度の合格を目指す方々は、「来年は難しくなるのかな?」とか「来年も易しめのはずだ!」とか考えるのはやめましょう。無益です。意識すべきことは、トータルの難易度がどうであれ「他の合格レベルの受験生が落とさない問題を自分も落とさない!」ただそれだけです。
では、「合格レベルの受験生が落とさない問題」とは何なんでしょうか?それは、どんなテキストであっても載っている内容・過去の本試験で問われている内容を正確に押さえていれば正解できる問題です。したがって、ベースとしているテキストと過去問をひたすら回して必要な情報を正確に頭に染みつかせましょうということになる訳ですが・・・(それが極めてしんどいです)
特に2年目以降の受験生の方については、年内は「弱点補強」を意識されると良いでしょう。民法の権利能力や行為能力から勉強を再開する必要なんてないです。テキストの途中からの学習再開で構いません。是非この「虫食い型学習」で時間を効率良く使ってください。どこが弱点なのかは、今年の本試験の採点結果や今年の直前期の模試の採点結果などを参考にするのも良いでしょう。年内に苦手分野を得意分野にしちゃって下さい。
健闘を祈ります。
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