(この記事は1年前の同時期の記事と同内容です。)
本試験まであと1週間となりました。今回は本試験当日に役立つ又は役立ちそうな格言を列挙してみます。巷でよく言われているものからそうではないものまであると思いますが、「おおっ!」と思うものがあれば取り入れてみてください。
①【前日の夜、緊張して眠れないからといって勉強しない】
まず、「1日くらい眠らなくても大勢に影響はない」ようです。だから気楽に構えましょう。何も考えずにボーっと横になっているだけでも脳の疲労はとれるようです。
②【摂取したことのないものを摂取しない】
当たり前です。ドリンク剤なども模試などの際に試したことのあるものにしておきましょう。
③【一応、上に羽織るものを持って行く】
会場によって空調設備にも差があるでしょうし、自分が受験する教室の大きさ・座席の位置も当日にならないと分かりません。このあたりの準備は怠りなく!また、今年は本試験当日が夏日となる可能性が高い気がします。「冷えピタ的なもの」とか「冷やしタオル」なんかを準備しておくと重宝するかもしれません。
④【会場についたら、まず自分の教室と自分が使うトイレの場所をチェック】
会場にもよりますが、例えばある校舎の1階~3階の教室が試験会場で4階の教室が使用されない場合、トイレは4階のトイレを使った方が良い気がします。(空いてます。特に女性陣は午後の部開始前にトイレに並ぶ事態が生じることを極力回避しましょう。)
⑤【余裕をもって教室に入室(午前も午後も)】
机といすに慣れると同時に、鉛筆・時計などの配置をいつも通りの居心地の良い状態にもっていきたいところです。
⑥【まずは択一1問ゲットで落ち着くこと】
頑張ってきた人ほど本試験においては緊張します。そして、私がもし本試験問題を作ってよいなら、午後の部1問目に民訴の管轄のドギツイ事例問題を置きます。何が言いたいかというと、第1問から解く必要は必ずしもないということです。プレッシャーがかかる局面においては特に「まずは択一1問ゲット」で落ち着くべきでしょう。問題文冒頭の「~に関する次のア~オまでの記述のうち・・・」の「~」の部分で出題分野が分かりますし、文字数もぱっと見で分かる訳ですから、それらを参考に「いけそうな問題」にあたりをつけてその問題から解くというのも1つの手かなと思います。
⑦【マークミスをしてないかのチェックは必ず行う】
当たり前ですね。
⑧【記述式は2問あわせて70点満点の試験であることを決して忘れない】
記述式問題には、試験委員側が点を取らせてあげようとしている箇所が必ず存在します。それが不動産登記法なのか商業登記法なのか、それとも両者に分散しているのか、前半なのか後半なのか、などが事前には判明していないところがミソです。受験生として最も避けるべきは、その「試験委員側が点を取らせてあげようとしている箇所」に時間を割けずに終わってしまうことです。ですので、例えば不動産登記法から解くと決めている人でも、状況によっては一旦不動産登記法はおいといて商業登記法に移行すべきような場合もあると思います。この判断は非常に繊細で難しいところもありますが、記述式においては特に、頭が真っ白になってしまった状況で当該問題にとどまっていてもロクなことはないと思われます。柔軟に立ち回ることができると強いです。くれぐれも70点満点の試験であることを忘れずに!
⑨【予定どおりに事が進むことなんてあり得ないと考えておく】
自分もそうでしたが、「万事予定通り!」なんてことは模試を含めて1度も無かったように思います。おそらくどこかで(午後の部が多いでしょうか?)あきらめたくなるような事態が生じるでしょう。そこが勝負どころ、合否の分かれ目です。大切なのは、「そういいった事態に陥ることが当たり前なんだと考えておくこと」と「決してあきらめることなく淡々と取れる点を積み重ねること」でしょう。⑧とも関連しますが、一旦その問題から離れてみることは有益であることが多いです。
以上です。あと1週間です。最後まで淡々と努力を積み重ねてください。頑張って!
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